対人恐怖の特徴としては、「一対一関係」の相手が一人の場合は割と平気なのですが、そこに複数人やもう一人が加わった「一対多の関係」になりますと急に緊張するといった傾向があります。当然、人数が多ければ多いいほど、その中に知らない人、また親しくない人が多くなるほど、緊張の度合いが大きくなるといった傾向を示しています。ですから、人混みは苦手ですし、場合によっては気分が悪くなることもあり、更にそれを閉じ込めたようなかたちとなる電車や、特に中でも閉鎖空間を走る地下鉄などの乗り物、エレベーターを苦手とする場合が多いです。対人恐怖症の心理療法としては、医師やプロのカウンセラーからカウンセリングを受けて悩みの原因を突き止めなければなりません。
そして、それぞれの個人に合った心理療法を探していくのです。やり方としてはさまざまですがカウンセリングを定期的に受けていくことによって、その方法を見い出し、日常生活に少しずつ試行していきながら、克服することがとても効果的だと思われます。対人恐怖症の悩みというのは、とても深刻で難しい問題なのですが、実際のところ何とか本人の力で解決するしかないことも現実です。うつ病になりますとひきこもりやとじこもりの状況がみられます。人に会いたくないというのは、不安障害の中にある視線恐怖、表情恐怖、赤面恐怖、極度のあがり症などがある対人恐怖症とは異なります。
とても過敏に不安の感情があって、扁桃体の過敏性によるものが対人恐怖症です。恐怖であるために、努力しようとしてもなかなか普通の行動を実行することができません。対人恐怖症に悩む人には、高いプライドがあって、弱みを見せたくないとか、おかしな人と思われたくないとか、自身の性格が弱いせいだといって、自分でなんとかしなければと思い、薬や病院に頼ることを避ける傾向があります。しかし、社会不安障害の対人恐怖症は、病院で処方される薬がよく効果を発揮し、受診することで驚くほど楽になる病気なのです。つらい症状が続くことで、不安に加えて落ち込みがある場合、仕事や家事などの生活に支障が出た場合は、早めに専門家の医師やカウンセラーに診てもらい心理療法を行うことをお勧めします。